教員情報 |
スエナガ ショウイチ
SHOICHI SUENAGA 末永 昇一 所属 淑徳大学 総合福祉学部 教育福祉学科 職種 准教授 |
|
言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2011/08 |
形態種別 | 学術論文 |
標題 | 新しいものづくり-「作る」から「創る」へ- |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 月刊「初等理科教育」 |
出版社・発行元 | 農文協 |
巻・号・頁 | 45(8),8-11頁 |
概要 | 昭和22年版の文部省学習指導要領(試案)では、資源のない日本が成長を遂げるために、ものづくりに着目している。ものづくりで日本を復興させようとする強い意気込みが感じられる。今、日本の科学技術力の再興が課題とされ、学校現場でもものづくりが重視されてきたことと、科学技術力で日本を立て直そうとする戦後の意気込みには、どこか共通するものがあるように感じる。
ものづくりの活動には、問題解決が必須である。楽しく工作をしながら知らないうちに問題解決をしていることが多い。しかし、ものづくりさえしていれば質の高い学習が保障されるわけではない。うまくいかないとき、失敗が起きた時にその原因や仕組みを調べることを通してものづくりが質の高い学習になっていくのである。「失敗は成功の母」である。 昭和32年・中央教育審議会答申「科学技術の振興方策について」では基本・原理・系統がキーワードであった。現在の日本の現状を考え、前述の3つのキーワードに「思考・言語活動・問題解決」を加えることで創造的なものづくりが可能になると考える。「作る」から「創る」へ、である。 |