教員情報 |
マエダ ヒサノリ
MAEDA HISANORI 前田 寿紀 所属 淑徳大学 総合福祉学部 実践心理学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2018/03 |
形態種別 | 学術論文 |
標題 | 『河井弥八日記』(昭和20年~同26年)から新たに発見した記述の考察 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 淑徳大学総合福祉学部・コミュニティ政策学部『淑徳大学研究紀要』 |
掲載区分 | 国内 |
概要 | 本稿では、近年に出版された『河井弥八日記』(昭和20年~同26年)を使用し、主に報徳関係・甘藷増産関係とその周辺に視点をあてて、筆者が新たに発見した河井弥八(この時期に、「大日本報徳社」副社長・社長)の記述を中心として、河井の心情等を探る作業も試みつつ、活動を考察した。この日記の時期は、激動の戦中においても最後の年である昭和20年の1月1日から始まり、戦後でも連合国軍最高司令官総司令部(GHQ)による占領期(太平洋戦争終戦の昭和20年8月15日からサンフランシスコ講和条約調印の同26年9月8日までとする)を大きく含む時期である。河井の経歴からしても、この時期における日記は貴重である。
本稿で発見・考察した内容は、① 昭和天皇に伝えた戦後復興の道筋に関する河井の真意・本音、②昭和天皇自身が、戦後日本の再建には報徳が重要と考えていた、など多岐にわたった。 |