教員情報 |
マエダ ヒサノリ
MAEDA HISANORI 前田 寿紀 所属 淑徳大学 総合福祉学部 実践心理学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2022/03 |
形態種別 | 学術論文 |
標題 | 近年の近代日本における報徳社などに関する著書の検討・考察 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 総合福祉学部・コミュニティ政策学部『淑徳大学研究紀要』 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | (56) |
概要 | 近年出版された、近代日本における報徳社などに関する著書を取りあげ、内容を検討・考察し、報徳社(さらには報徳会)に関する研究の発展に進むことを提言した。取りあげたのは、1.見城悌治(平成21年)『近代報徳思想と日本社会』ぺりかん社、2.早田旅人(平成26年)『報徳仕法と近世社会』東京堂出版、3.足立洋一郎(平成26年)『報徳運動と近代地域社会』御茶の水書房、の3著書である。
論文最後には、取りあげた3著書だけに限らず、近代日本における報徳社などを対象とした著書・論文・学会発表等で、報徳社などに否定的な見方をしようとする研究が、(言葉として明確に出している・いないに関わらず)奥に秘めていると考えられるところの、1.経済的なこと(中でも格差などの悪い意味でのそれ)、2.「近代天皇制」のこと、3.戦争のこと、の1つまたは複数からの視点では報徳社は捉えきれないことを指摘した。 |