ヤマモト イサオ   YAMAMOTO ISAO
  山本 功
   所属   淑徳大学  コミュニティ政策学部 コミュニティ政策学科
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2023/09
形態種別 学術論文
標題 犯罪予防の2段階の流れ仮説:特殊詐欺対策における町内会の機能に注目して
執筆形態 共著
掲載誌名 淑徳大学大学院総合福祉研究科紀要
掲載区分国内
巻・号・頁 30,19-37頁
著者・共著者 山本功・島田貴仁・青柳涼子・渡辺由希
概要 本稿は,広報啓発による直接効果ではなく,町内会が媒介者として,特殊詐欺対策の促進機能
を果たしている間接効果の存在を検証する。すなわち,特殊詐欺に関する知識,意識,対策行動
の3水準において,町内会が「コミュニケーションの二段階の流れ」の媒介者となっているかど
うかを検証した。日本全国を対象とした調査と,千葉県在住者を対象とした調査の2種類の社会
調査データを分析した。
 結果として,特殊詐欺に関して,町内会加入群はより多くの知識をもち,対策につながる意識
も高かった。ただし対策行動に関しては,65-74歳高齢者との同居世帯における効果はみられた
が,75歳以上高齢者同居世帯における効果はみられず,一貫した結果とはならなかった。
researchmap用URL https://shukutoku.repo.nii.ac.jp/records/2000037