教員情報 |
イケハタ ミエコ
IKEHATA MIEKO 池畑 美恵子 所属 淑徳大学 総合福祉学部 教育福祉学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2015/03 |
形態種別 | 学術論文 |
査読 | 査読あり |
標題 | 障害児の発達臨床におけるビギナーセラピストの養成に関する予備的研究-同一事例に対する1年目と3年目のセラピストの教授行動の比較から- |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 総合福祉研究 |
出版社・発行元 | 淑徳大学社会福祉研究所総合福祉研究室 |
巻・号・頁 | (19),127-139頁 |
概要 | 障害児臨床実習において、経験1年目と3年目のビギナーセラピストが同一事例に対し同一課題を行う場面の教授行動を分析し、両者の傾向を把握するとともに、その場面に対する当該セラピストの省察をインタューにより確認することで、経験1年目と3年目での教授行動の課題を明らかにした。経験1年目は教授行動のバリエーションやアプローチの変更が少なく、子どもの遊びに対する同調反応はほとんどないが、子どもの課題達成は安定しており危機場面もないという特徴を示していた。一方、3年目のセラピストは、課題開始時の構えをつくることや、子どもの視線や注意を見ながら提示する技術、教授行動のバリエーションの幅に違いが認められた。しかし、想定通りステップアップを図るものの実際の教授場面では、未整理な行動になりやすく、結果として拒否等の危機場面は3年目のセラピストの方が多い結果となった。共通して苦慮していることが言及されたのは課題終結場面での切り上げ方であった。経験年数にかかわりなく共通するテーマや自らのかかわりに気づくプロセスの解明が今後の課題として示された。 |
ISSN | 1881-8315 |