教員情報 |
イケハタ ミエコ
IKEHATA MIEKO 池畑 美恵子 所属 淑徳大学 総合福祉学部 教育福祉学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2021/03 |
形態種別 | 学術論文 |
標題 | 身体的共有を基盤にした初期段階の子どもの発達支援 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 発達臨床研究 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 発達臨床研究 |
巻・号・頁 | 38,1-10頁 |
著者・共著者 | 池畑美恵子 |
概要 | 不快情動に傾きやすく、外界への自発的なかかわりが生起しにくい初期段階の子どもに対して、初期感覚刺激や姿勢変化の受容域を広げ、安定した人やモノとのかかわりを促すことを目標に、身体を介した直接的な交流(遊具での共有的な身体活動)と対面・机座位場面での学習を組み合わせて実践を展開した。2年間のかかわりの中で、身体を介した遊びを通して共有的な遊びが成立し、移動や探索が広がり、バランスの崩れが遊び(喜び)になるほどに姿勢変化の受容は拡がった。また、対面・机座位での学習が成立したことで、モノへのリーチングや操作が起き、感覚と運動を調整してモノにかかわるようになった。身体を密着させた自己刺激的世界での安定をまずは保障し、身体的共有を基盤にしたかかわりを通して、初期段階の子どもの世界が広がることを示した。 |