アラクニ ケイスケ   
  荒邦 啓介
   所属   淑徳大学  コミュニティ政策学部 コミュニティ政策学科
   職種   准教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2015/03
形態種別 学術論文
標題 「日本国憲法74条と『旧憲法における副署の残照の影響』」
執筆形態 単著
掲載誌名 東洋大学大学院紀要(法・経営・経済)
掲載区分国内
巻・号・頁 (51),63-77頁
概要 本論文では、戦後憲法学ではあまり分析されてこなかった憲法74条について、この一文が「明治憲法の憲法解釈学の影響下にあったのではないか」とする清水睦教授の指摘の妥当性を検討した。清水教授の指摘は、主に、美濃部達吉・佐々木惣一といった法学者へ向けられたもので、旧憲法時代の憲法学者による新憲法解釈を批判するものであった。しかし本論文では、旧憲法時代の憲法学者のうち、浅井清の言説を素材とし、憲法74条の解釈を旧憲法とのつながりではなく、むしろドイツ公法学説を参照したものであった点を明らかにした。