タナカ トシオ   
  田中 寿夫
   所属   淑徳大学  総合福祉学部 実践心理学科
    淑徳大学大学院  総合福祉研究科 心理学専攻
   職種   助教
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2015/03
形態種別 学術論文
査読 査読あり
標題 心理療法場面における共感についての実証的研究の概観と展望:共感概念の体系モデルを用いて
執筆形態 単著
掲載誌名 淑徳心理臨床研究
掲載区分国内
巻・号・頁 (12),1-12頁
概要 本研究では、心理療法場面における共感に関する実証的研究のレビューを行った。その際、レビューをより円滑に行うために、臨床心理学領域で多用される共感のサイクルモデルと、社会心理学領域で多用されている共感の組織モデルを統合した「共感概念の体系モデル」を作成、使用した。レビューの結果、今後の研究課題として、クライエントの「共感された感」がどのように治療効果を生み出しているのか、その治療効果に至るまでの内的体験のプロセスについての研究や、カウンセラーがクライエントに対していかに(認知的・感情的)共感しているのか、その内的体験について詳細に検討する研究の必要性が示された。