教員情報 |
エンドウ ユリコ
ENDO YURIKO 遠藤 ゆり子 所属 淑徳大学 人文学部 歴史学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2002/04 |
形態種別 | 学術論文 |
査読 | 査読あり |
標題 | 戦国期地域権力の歴史的性格に関する一考察―奥羽における大崎氏の位置付けをめぐって― |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 地方史研究協議会誌『地方史研究』296号 |
巻・号・頁 | 5-24頁 |
概要 | 戦国時代の大崎氏の歴史的性格を検討したものである。従来、大崎氏は「守護公権」(奥州探題職)を代々継承していたために、領国を支配できたと理解されてきた。だが、戦国時代の大崎氏が領国内に守護公権を発揮することで、支配を行ったという根拠は確認できなかった。むしろ、大崎氏は、近隣の戦国大名との外交交渉で能力を発揮することで、領国を維持していたものと思われる。伊達氏や最上氏の援軍を頼むなど、頼み関係を発揮することで、領国秩序を保つことができたことを明らかにした。 |