教員情報 |
エンドウ ユリコ
ENDO YURIKO 遠藤 ゆり子 所属 淑徳大学 人文学部 歴史学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2011/09 |
形態種別 | 著書 |
標題 | 京郊圏の中世社会 |
執筆形態 | 共著 |
出版社・発行元 | 高志書院 |
担当範囲 | 本人担当部分:「『山科家礼記』の商人札」(p.187~p.223)を単著。 |
著者・共著者 | 編者:藤木久志
共著者:小林一岳・櫻井彦・蔵持重裕・窪田涼子・酒井紀美・遠藤ゆり子・黒田基樹・深谷幸治・清水克行・小野崇・長谷川裕子・増山智宏・藤木久志 |
概要 | 山城国禅定寺地域の分析を中心に、中世の京都周辺の動向について、検討した諸論文をまとめたものである
公家山科家の家礼が、戦国時代に記した記録をもとに、商人が供御人身分を獲得し、商いを許可する札を付与される意義を追究したものである。供御人身分・商人札の獲得時期の分析により、戦争・土一揆による流通路の封鎖、治安悪化、戦争停止後の関設置などの社会的動向を受けて、商人たちが身分獲得に伴う公事(税)納入の対価として、様々な政治的役割(幕府との交渉など)を山科家に求めたことを明らかにした。また、供御人身分・商人札の獲得主体が、応仁文明の乱を経て、商人集団から村落へと転換する様子も明らかにできた。惣村の成立過程を知る上でも、重要な事例を検出したものである。A5版 全372頁 |