教員情報 |
モモエダ トモコ
Momoeda Tomoko 桃枝 智子 所属 淑徳大学 総合福祉学部 教育福祉学科 淑徳大学大学院 総合福祉研究科 社会福祉学専攻 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2014/02 |
形態種別 | 学術論文 |
標題 | 幼稚園に入園した子ども達におけるクラス集団の生成過程:クラスでの集合場面に着目して |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 『洗足論叢』 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 洗足学園音楽大学・洗足こども短期大学 |
巻・号・頁 | 42,169-178頁 |
概要 | 本研究は,幼稚園入園に入園した3年保育年少児1クラスを対象に、子ども達のクラス集団における人間関係の生成過程、子どもにとってのクラスの意味について検討した。研究資料は、4月から10月までの記録から、クラスでの集合場面に関する事例を抽出し,クラス集合状況と時間的変化について分析した。その結果、子ども達は、入園後、「〇〇組」というクラスの一員となるものの、入園当初その内実は、既存の集団の定義には当てはまらない群れの状態であったが、時間の経過と共に集団の状態は質的に変容し、知識や関心歴史などをクラスのメンバーと共有しあうことが明らかとなった。このようなことから、子ども達はクラスという制度的な枠組みがありながらも動的にクラス集団を生成しており、保育者によって規定された集団の枠組みの中で、保育者の操作を受けながら成立させる存在ではないことが示唆された。 |