ナカノ マサアキ   
  中野 正昭
   所属   淑徳大学  人文学部 表現学科
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2000/05
形態種別 学術論文
標題 グランドホテルの演芸場――帝国ホテル演芸場とその時代――
執筆形態 単著
掲載誌名 『大正演劇研究』
出版社・発行元 大正演劇研究会
巻・号・頁 (第8号),104-123頁
概要 大正期の劇場の中で、多くの人々に特別な印象を与えつつも関東大震災で短命に終った「帝国ホテル演芸場」について、劇場機構、作品、人々の回想などから多角的に検証した。これまで幻の劇場とされてきた帝国ホテル演芸場は、舞台や客席の機構は必ずしも優れたものではなかったが、フランク・ロイド・ライトがデザインした異世界的な劇場空間の魅力もあり、芸術主義的な舞台作品の上演で成功を収めることになった。近代化の過程にあった大正期の東京人が、帝国ホテル演芸場に見出した理想の近代像について明らかにした。