コバヤシ ヒデキ   KOBAYASHI HIDEKI
  小林 秀樹
   所属   淑徳大学  総合福祉学部 教育福祉学科
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2019/03
形態種別 学術論文
標題 (研究ノート)倫理の基底としての「習俗」―佐藤俊夫による論考から考える―
執筆形態 単著
掲載誌名 総合福祉研究
掲載区分国内
巻・号・頁 (23),187-195頁
概要 西洋倫理学(英ethics)の語源ともいえるエトス(住み慣れた場所)やモス(習慣慣習)、すなわち「習俗」の問題を日本の倫理学は看過していると指摘した佐藤俊夫の論考から、佐藤が倫理・習俗・道徳をどのようにとらえているか整理した。佐藤の論考からは、われわれが、まずは消極的な善悪を生きる習俗的なあり様を基盤としていること、そこから積極的な善悪を生きる道徳的なあり様へと飛躍する面をもつことなどが確認され、現代の道徳教育や倫理学が問題とするものを問ううえで重要な視点となることが示された。