教員情報 |
ミヤケ トシヒコ
MIYAKE TOSHIHIKO 三宅 俊彦 所属 淑徳大学 人文学部 歴史学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2014/03 |
形態種別 | 学術論文 |
標題 | 北海道根室市のコタンケシ遺跡から出土したガラス玉と銭貨の成分分析 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 根室市歴史と自然の資料館紀要 |
巻・号・頁 | (第26号) |
著者・共著者 | 共著者:越田賢一郎、猪熊樹人、竹内孝、中村和之、三宅俊彦 |
概要 | 北海道根室市にある、アイヌ文化期のコタンケシ遺跡において出土したガラス玉と銭貨の分析報告である。これらの遺物は、オホーツク文化期の竪穴住居の埋土に構築された、アイヌ文化期の墓に伴うものであった。筆者は銭貨の計測と、銭種から導かれる所見を記述した。その結果、発掘報告書との銭銘の異同が明らかとなり、より正確な分析が行えるようになった。銭貨の総数は16枚と少ないが、唐・北宋・明の銭貨が確認され、それらは本州の遺跡での出現頻度が高いものであること、サハリンではほとんど出土しない永楽通寳が見られることから、本州よりもたらされたと考えた。また中央の方孔の観察から、糸ずれの跡が見られるものが多数確認でき、アイヌの首飾りの装飾品として使用された可能性を指摘した。
担当部分:p.59~61 |