マエダ ヒサノリ   MAEDA HISANORI
  前田 寿紀
   所属   淑徳大学  総合福祉学部 実践心理学科
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 1990/03
形態種別 学術論文
標題 近代日本における報徳社の教育活動に関する研究(Ⅲ)-橋本孫一郎の「双松学舎」の経営を中心に-
執筆形態 単著
掲載誌名 『金沢大学大学教育開放センター紀要』
出版社・発行元 金沢大学大学教育開放センター
巻・号・頁 (第10号),107-151頁
概要 本稿では、近代日本における報徳社などが、地域の人々の精神形成や道徳的態度の涵養に寄与していたことを明らかにした。事例として、橋本孫一郎(明治33年に「草鞋報徳社」設立)が経営した私塾「双松学舎」(明治24年設立。現、菊川市猿渡)の活動を取りあげた。資料として、橋本家文書や学舎出身者からの聞き取りの結果等を使用し、報徳の教説でいう荒地の開拓と「心田」の開拓を両立して行っていた状況を詳述した。
 また、 孫一郎が、生徒に自家で「大日本報徳社」本社発行(明治39年10月初版)の『報徳家庭会規範』を使って「報徳家庭会」を開催することを推奨していた状況も詳述した。