タナカ ノリヒロ   TANAKA Norihiro
  田中 則広
   所属   淑徳大学  人文学部 表現学科
   職種   准教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2016/09
形態種別 解説
標題 韓国公取委、移動体通信最大手によるケーブル事業トップの買収を認めず
執筆形態 単著
掲載誌名 放送研究と調査
掲載区分国内
巻・号・頁 66(9),91-91頁
概要 韓国公正取引委員会(公取委)は7月18日、移動体通信事業最大手のSKテレコム(SKT)によるケーブルテレビ事業トップのCJハロービジョン(CJHV)買収と、SKTの子会社でIPTV事業を手がけるSKブロードバンド(SKB)とCJHVの合併について審査した結果、有料放送、移動体通信などの市場で独占・寡占が生じ、公正な競争を阻害するおそれがあるとして、不許可の決定を下したことを公表した。有料放送市場では、これまでケーブルテレビ事業者とIPTV事業者間の競争により料金が引き下げられ、品質が向上するといった効果があったといわれる。公取委は、SKBとCJHVの合併はこうした競争を実質的に制限するおそれがあり、CJHVが有料放送サービス(ケーブルテレビ)を行っている23圏域(全国78圏域)に、SKBの有料放送サービス(IPTV)利用者が加わることで、21圏域でシェアがトップとなり、料金引き上げなど独占・寡占による問題が発生すると判断したことを明らかにした。