タナカ ノリヒロ   TANAKA Norihiro
  田中 則広
   所属   淑徳大学  人文学部 表現学科
   職種   准教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2017/04
形態種別 解説
標題 韓国、地上波の4K本放送開始 5月末に延期へ
執筆形態 単著
掲載誌名 放送研究と調査
掲載区分国内
巻・号・頁 67(4),97-97頁
概要 韓国のメディア規制監督機関KCC(韓国放送通信委員会)は2月15日、世界初の地上波による4K本放送として、2017年2月を予定していた首都圏での放送開始時期を、同年5月31日に延期すると決定した。KCCは2016年11月、KBS、MBC、SBSの地上放送3社に対して、超高精細(UHD、4Kと8Kの両方を指すが、各社とも4Kによる実施)本放送を許可した。従来の実施計画では、ピョンチャン(平昌)冬季五輪開催のちょうど1年前となる2017年2月に地上放送3社が4K本放送を開始し、以後、段階的に全国導入を推し進め、2021年までに完了することになっていた。地上波による4K本放送が開始されれば、2016年7月に韓国の地上波UHD放送の標準方式に決まった北米式(ATSC3.0)のUHD受像機による視聴が可能になる。ただ、これまでに国内で販売された欧州式(DVB-T2)のUHD受像機を持つユーザーは、伝送方式を変換するための端末を別途装着する必要が生じるほか、4K制作のコンテンツも量的に不足しているなど、今後の検討課題は多い。