アサクラ ハルミ   ASAKURA HARUMI
  朝倉 はるみ
   所属   淑徳大学  経営学部 観光経営学科
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2018/03
形態種別 学術論文
査読 査読あり
標題 鉄道会社による観光資源開発とプロモーションの変遷―京王電鉄と高尾山―
執筆形態 単著
掲載誌名 淑徳大学研究年報
掲載区分国内
出版社・発行元 淑徳大学
巻・号・頁 1
著者・共著者 朝倉はるみ
概要 本研究の目的は,フランスのガイドブック『MICHELIN VOYAGER PRACTIQUE JAPON』で高尾山が「三つ星」に認定されたことが,京王電鉄による高尾山の(観光資源としての)開発とプロモーションに影響を与えた,という仮説を検証することである.
 2006~2016年度の11年間を対象に,京王電鉄の経営計画,決算資料,同社の広報誌等を分析したところ,同社が高尾山開発を行ったのは2012~2016年度の5年間であった.高尾山のプロモーションについては,広報誌2誌への高尾山関係記事掲載回数等を分析したところ,2誌ともミシュラン三つ星認定後に著しい増加はなく,2010~2014年度は停滞していた.
高尾山口駅乗降人員及び高尾山のケーブルカー・リフト乗車員は,いずれもミシュラン三つ星認定の2007年度から2009年度までの3年間は伸び率も高かったが2010年度には伸び率も低下,2011年度以降は伸び率が増減を繰り返した.
2015年度は高尾山口駅リニューアル等,複数の新施設が開業し,プロモーションも活発化(記事掲載回数等の増加),高尾山口駅・ケーブルカー・リフト利用者も前年より増加した.