ヤマグチ コウジ   YAMAGUCHI KOJI
  山口 光治
   所属   淑徳大学  総合福祉学部 社会福祉学科
    淑徳大学大学院  総合福祉研究科 社会福祉学専攻
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2014/03
形態種別 学術論文
査読 査読あり
標題 ソーシャルワークにおけるエビデンス・ベースド・プラクティス-高齢者虐待の事例検証を通して-
執筆形態 単著
掲載誌名 国際経営・文化研究
出版社・発行元 国際コミュニケーション学会
巻・号・頁 18(2),111-123頁
概要 エビデンス・ベースト・プラクティス(EBP)は、欧米を中心に1990年代後半以降、ソーシャルワーク分野に導入されてきた。
近年、ソーシャルワーカーに求められるものとして「実践を言葉で説明する力」がある。その意味は、ソーシャルワーカーが専門職であるならば、その実践は何らかの根拠に基づき、なぜそのように支援を行ったのか、当事者や外部に向けて正確に説明できなければならないとするものであり、社会的認知を得るうえでも必要なことであるとされている。したがって、言葉で説明することは、実践の根拠を問うことに通ずると言える。
本稿では、以下の点を明らかにする。第一に、EBPの意義とソーシャルワークへの導入について整理を行う。第二に、EBPの意味を具体的に、臨床に即して検討するために、高齢者虐待事例を通して検討を行う。第三に、ソーシャルワーク実践においてエビデンスとは何を指し、どのようにEBPを受けとめていけばよいかについて考察していく。第四に、EBPの導入がソーシャルワーク実践においてどのような意味を持つのか、今後の課題について考察する。