教員情報 |
ヤマグチ コウジ
YAMAGUCHI KOJI 山口 光治 所属 淑徳大学 総合福祉学部 社会福祉学科 淑徳大学大学院 総合福祉研究科 社会福祉学専攻 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2001/09 |
形態種別 | 著書 |
標題 | 『高齢者虐待-日本の現状と課題』 |
執筆形態 | 共著 |
出版社・発行元 | 中央法規 |
概要 | 第4章 高齢者虐待の具体的事例の研究 (pp.90-113) 本章では、平成10年度および11年度に多々良研究室が実施した全国の在宅介護支援センターと老人デイサービスセンターでの在宅高齢者虐待調査の結果から、具体的に示された身体的虐待と世話の放任に関する状況の記述をもとに、事例内容の紹介とそこから読みとれる事柄について若干の考察を試みたい。調査をもとに虐待予防に向けていくつかのポイントが示唆された。①高齢者虐待への意識啓発、②高齢者保健・医療・福祉サービスの充実、③家族全体を支援する必要性、④フォーマル、インフォーマルな支援ネットワークの必要性である。今後は高齢者虐待事例の質的な研究に取り組み、さまざまな要因間の力動性を構造的に理解し、その問題の解決に向けた援助方法を確立するために研究を進めていかねばならない。 |