教員情報 |
ヤマグチ コウジ
YAMAGUCHI KOJI 山口 光治 所属 淑徳大学 総合福祉学部 社会福祉学科 淑徳大学大学院 総合福祉研究科 社会福祉学専攻 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2020/03 |
形態種別 | 学術論文 |
査読 | 査読あり |
標題 | 高齢者虐待に関する養護者支援の実態と課題;全国の実態調査をもとにして |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 高齢者虐待防止研究 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 日本高齢者虐待防止学会 |
巻・号・頁 | 16(1),68-80頁 |
担当範囲 | 全文 |
著者・共著者 | 山口光治、坂田伸子、高橋智子 |
概要 | 本研究の目的は,高齢者虐待の養護者支援を,より専門的なソーシャルワーク実践へと強化するため,養護者支援の実態と課題について明らかにすることである.
平成28年度の国の調査結果の「養護者による高齢者虐待の事実が認められた事例の件数」が400件以上の11都道府県の市区町村を対象に記名・自記式の郵送調査を実施し,主として量的な分析を試みた.その結果,養護者の介護負担軽減以外の個別課題への支援として,経済的支援,医療的支援,福祉・介護支援が行われているものが全体の4割を占めていること,養護者支援の具体的な内容として被虐待高齢者のケアプラン見直しや介護保険サービスの利用増,施設利用等の入所支援,養護者に必要な専門的支援が受けられるように他部署・他機関への紹介および調整が8割以上あること,また約7割の職員が養護者への関わりに困難さを感じていることなどが明らかになった.養護者支援の実態から,より専門的なソーシャルワーク実践へ高めていく必要性が示唆された |