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教員情報 |
オオハシ ヤスシ
OHASHI YASUSHI 大橋 靖史 所属 淑徳大学 総合福祉学部 実践心理学科 淑徳大学大学院 総合福祉研究科 心理学専攻 淑徳大学大学院 総合福祉研究科 社会福祉学専攻 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2012/10 |
形態種別 | 学術論文 |
査読 | 査読あり |
標題 | 被尋問者による応答が法廷証言において果たす役割 -借用された言葉が及ぼす効果 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 法と心理 |
巻・号・頁 | 第12巻(第1号),98-109頁 |
著者・共著者 | 渡辺由希・大橋靖史 |
概要 | 本研究では、目撃証言における尋問者と被尋問者のやり取りのうち、被尋問者による応答から次の問いへの連鎖に着目し、被尋問者の特徴的な言い回しが尋問者の次の問いに与える影響について検討した。ある刑事事件の公判廷速記録を資料にコミュニケーション分析を行った結果、尋問者のClosed Questionに対し被尋問者が応答する際に、問いに用いられた言葉を被尋問者が借用する言い回しが見出された。この借用された言葉を含んだ応答に続く次の問いでは、尋問者による証言の確認の割合が、はい/いいえ応答に続く問いに比べ有意に少なく、話題内の展開が有意に多かった。更にこの知見を基に質問紙調査を実施したところ、確信度の評価において借用された言葉を用いた方が、はい/いいえ応答より有意に確信度の評価が高まることが見出された。 |