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教員情報 |
カミジョウ マキオ
kamijyo makio 上條 眞紀夫 所属 淑徳大学 総合福祉学部 教育福祉学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2018/03 |
形態種別 | 学術論文 |
査読 | 査読あり |
標題 | 大学教育における模擬授業の成果 ―模擬授業テスト映像を見た省察の変容を通して- |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 淑徳大学総合福祉研究 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | (22),55-68頁 |
概要 | 多くの教員養成を担う大学が、教育実習へ向かう前の準備として、教科教育法や教育実習事前事後指導などの授業で模擬授業を展開している。大学生の学年や履修状況により、模擬授業に様々な目的が設定されるが、教師としての実践的指導力を高めていくことが中心となる課題である。筆者は、大学生の実践的指導力がどのように形成されていくかを模擬授業の実態分析、模擬授業における学生の省察の変容を中心に数年にわたり研究を進めてきた。
そうした経緯を踏まえ、本研究では、大学で実施されている模擬授業の有効性について検証した。検証の方法は、米村らによって、模擬授業を評価するために作成されたテスト映像を模擬授業前と模擬授業終了後に学生に見せ、模擬授業の評価の枠組みがどのような変容を遂げるか、また省察の構造がどのように変容するかを検討した。その結果、模擬授業を通して多様な運動教材を用いた授業を見て省察を積み重ねることで、学生は模擬授業前の評価の枠組み以外の授業を構成する要素に気づくことができ、省察の構造を広げられることが認められた。 |