教員情報 |
タナカ トシオ
田中 寿夫 所属 淑徳大学 総合福祉学部 実践心理学科 淑徳大学大学院 総合福祉研究科 心理学専攻 職種 助教 |
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発表年月日 | 2021 |
発表テーマ | 社会的迷惑行為を生み出す集団の特徴 |
発表学会名 | 日本グループ・ダイナミックス学会第67回大会 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 共同 |
発表者・共同発表者 | 共同報告書:松本良恵・田中寿夫・神信人 |
概要 | 本研究では、集団単位で行われる迷惑行為が、同調圧力、ユーモア傾向に対する周囲からの期待の結果として生じると考え、これらの影響力を持つ人(影響源)と、影響を受ける人(被影響源)の間でどう異なるかに注目した。これにより迷惑行為を起こしてしまう集団の特徴の解明を目指した。集団で行った「今考えたらバカだ思う行為」を尋ね、各成員への期待と、集団内で「この人がいなければ迷惑行為をしなかった」と思う人物を回答させた。影響源タイプを、単独型、複数型、特定の成員との組み合わせで影響力を発揮する相互補完型の3つに分類し、周囲からの期待を従属変数、影響源タイプと、評定対象者が影響源か被影響源かを独立変数として分析した。その結果、影響源はユーモアがあり、単独型では影響源の同調圧力が強かった。これにより、集団内の影響関係を考慮した検討が有用である可能性が示された。 |