アラクニ ケイスケ   
  荒邦 啓介
   所属   淑徳大学  コミュニティ政策学部 コミュニティ政策学科
   職種   准教授
発表年月日 2024/12
発表テーマ 「必要最小限度の実力行使」と「交戦権」――戦争と公法学に関する研究ノート
発表学会名 アジア文化研究所(東洋大学)第19回年次集会
学会区分 研究会・シンポジウム等
発表形式 口頭(招待・特別)
単独共同区分 単独
概要 本報告では、日本国憲法下の自衛権および交戦権について検討を行った。具体的には、(1)自衛権発動の第三要件について、(2)1950年代の内閣法制局における「交戦権」の解釈について触れ、それぞれに検討を加えた。とりわけ、佐藤達夫法制局長官の答弁や彼が残した史資料に基づき、交戦権が認められる場合の戦争と認められない場合のそれとの違いを明確にした。その結果、少なくとも1950年代においては、交戦権否認の規定(9条2項後段)に一定の意義があったと思われる点などを指摘した。