ヤマニシ テツヤ   YAMANISHI TETUYA
  山西 哲也
   所属   淑徳大学  総合福祉学部 教育福祉学科
   職種   准教授
発表年月日 2007/11
発表テーマ 学校教育における運動部活動の必要性
発表学会名 日本教育制度学会第15回
単独共同区分 単独
開催地名 於東京学芸大学
概要 部活動は技術を高めていく過程で部員は多くのことを教員・仲間・スポーツから学び,人間的にも成長していく。それは授業等では教えることができないものである。このように日本の学校教育における部活動の役割は決して学校外に移管してすむ問題ではないことは明らかである。そこで本稿では,「運動部活動の必要性」「指導の目的」「部活動顧問を担っている理由」を高等学校体育科教員にインタビュー調査を実施し,そこから得たデータを分析・検討し,運動部活動のあるべき姿を考察する。 その結果,運動部活動の必要性では①生徒への教育効果②学校への貢献③スポーツ発展への貢献を挙げ,指導の目的では①競技性の重視②人間形成の重視③思い出作りを述べている。部活動顧問を担っている理由では①教員の想い②部員との関わり③学校・生徒からの要請としながらも負担を感じていることが明確と成った。そこには部活動における制度整備の不十分さが伺えるので,学校教育での部活動の明確な位置づけ,職務としての明確化とそれにともなう関係規程の見直し,顧問確保のための施策等の整備が早急に必要であると指摘できる。