教員情報 |
タナカ ノリヒロ
TANAKA Norihiro 田中 則広 所属 淑徳大学 人文学部 表現学科 職種 教授 |
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発表年月日 | 2021/12/18 |
発表テーマ | 日本と韓国の「対北放送」による北朝鮮報道 |
発表学会名 | 日本比較文化学会 第54回 関東支部例会 研究発表 |
主催者 | 日本比較文化学会関東支部 |
学会区分 | 地方学会 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 単独 |
開催地名 | 東京:東京未来大学(Zoom会議) |
概要 | 北朝鮮国内を聴取対象地域に含む「対北放送」の報道の特徴について、2021年1月から4月までの4か月間、日本と韓国の公共放送が実施する2つのチャンネルを取り上げて検討した。具体的には、NHK(日本放送協会)が運営するNHK WORLD-JAPANのコリアン・サービスで放送しているストレートニュースと、KBS(韓国放送公社)が運営する韓民族放送のストレートニュースを、北朝鮮関連のニュースに限定して報道内容について分析した。その結果、双方の北朝鮮報道には明確な違いがみられた。NHKはミサイルの発射といった国際的に注目されるニュースについては大きく伝える反面、一般的に関心の度合いが低いと考えられる出来事についてはニュースとして取り上げないというスタンスを取っていた。ただし、北朝鮮による日本人の拉致問題のニュースに関しては例外であった。その一方で、KBSは韓国政府の様々な機関からの情報を多用しながら、より細部にまで踏み込んだ内容を伝えようとする姿勢がみられた。また、NHKとは異なり、北朝鮮関連のニュースをニュース項目の上位に持ってくる傾向があった。 |