教員情報 |
ササベ サエ
雀部 沙絵 所属 淑徳大学 看護栄養学部 栄養学科 職種 准教授 |
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発表年月日 | 2009/08 |
発表テーマ | Alterations of activities of enzymes involving in the regulation of nitric oxide biosynthesis in the kidney of OLETF rats, a model for type 2 diabetes mellitus |
発表学会名 | SFRR-Europe Meeting 2009 Free Radicals, Health and Lifestyle: from Cell Signalling to Disease Prevention |
学会区分 | 国際学会 |
単独共同区分 | 共同 |
開催地名 | Rome, Italy |
概要 | 糖尿病において高血糖状態が持続すると、血管内皮機能の障害を起きる。この原因としてNO産生不全が示唆されているが、そのメカニズムは明らかではない。そこで2型糖尿病モデルOLETFとLETO(対照)ラットを用い、糖尿病の発症や病態の進行過程におけるNO産生制御関連酵素の活性変動を調べた。その結果、NOS活性はOLETFで糖尿病を発症し始めた18週齢から有意に低下したが、LETOでは変化しなかった。DDAH活性はLETOで週齢依存的に有意に上昇したが、OLETFでは14週齢以降増加傾向を示したものの、27週齢では減少傾向が認められた。以上のような、持続的高血糖状態における腎臓のNOSおよびDDAH活性の変化は、NO産生を減少させ、糖尿病における血管障害性の合併症発症において重要であろうと考えられた。 |