教員情報 |
タナカ ノリヒロ
TANAKA Norihiro 田中 則広 所属 淑徳大学 人文学部 表現学科 職種 教授 |
|
発表年月日 | 2022/03/20 |
発表テーマ | 米国政府による北朝鮮向けラジオ放送の現状分析 |
発表学会名 | 日本比較文化学会 第55回 関東支部例会 研究発表 |
主催者 | 日本比較文化学会関東支部 |
学会区分 | 地方学会 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 単独 |
開催地名 | 東京:東京未来大学(Zoom会議) |
概要 | 本研究発表では、米国の政府系メディアが実施する北朝鮮向けラジオ国際放送のコリアン・サービス(韓国語放送、朝鮮語放送)を対象に、運営の実態と内包する課題について考察した。実例として取り上げたのは、国営放送局のボイス・オブ・アメリカ(以下、VOA)と、非営利民間組織が国家予算を用いて運営するラジオ・フリー・アジア(以下、RFA)の2つの放送機関である。
これまでVOAは世界と米国に関する情報の発信を、また、RFAは放送対象地域のメディアが伝えないその地域の情報発信を、それぞれの主な目的としてきたが、現在では変化が生じている。 主要番組やニュースの分析を通じて検討した結果、目的が異なるとはいえ、内容的には重複する部分が多く、むしろ双方ともに、聴取者に対して「民主主義」や「市場経済」などに関する情報の提供など、将来に向けての北朝鮮社会の変化を促すための試行錯誤をしていることが推察された。 |