ホンダ トシアキ   HONDA TOSHIAKI
  本多 敏明
   所属   淑徳大学  コミュニティ政策学部 コミュニティ政策学科
   職種   教授
発表年月日 2009/09
発表テーマ 受動性を介した能動性――援助者に求められる応答性――
発表学会名 第44回日本仏教社会福祉学会大会自由報告
学会区分 全国学会
発表形式 口頭(一般)
単独共同区分 単独
開催地名 淑徳大学
概要 対人援助実践は、関わりの「主体」である援助専門職者が「客体」たるクライアントにサービスをするのではなく、むしろ援助者はクライアントに規定されるなかで援助する「客体」であり、そうした受動性を介してこそ援助者の能動性が現れる。こうしたありようを、戦後日本における仏教社会福祉事業の先駆者である長谷川良信の「感恩奉仕」の思想と実践は示している。援助者はクライアントとの関係の外部的視点に立って眺めるのではなく、関わりの只中でこそクライアントの姿が見えてくるのであり、こうした事態は援助者の応答性と概念化されることを提示した