教員情報 |
ヤマシタ サチコ
YAMASHITA SACHIKO 山下 幸子 所属 淑徳大学 総合福祉学部 社会福祉学科 淑徳大学大学院 総合福祉研究科 社会福祉学専攻 職種 教授 |
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発表年月日 | 2010/10 |
発表テーマ | 自立生活を送る身体障害者からみた「資格」の意味 |
発表学会名 | 日本社会福祉学会第58回全国大会 |
学会区分 | 全国学会 |
単独共同区分 | 単独 |
開催地名 | 日本福祉大学 |
概要 | 本報告では、日々介助を受ける障害者にとって介護に関する資格がどのように意味付けられているのかということを研究設問としている。障害者介助現場での参与観察および半構造化面接法によるインタビュー調査を研究方法として採用している。この調査結果から、資格要件の厳格化によって、次の①から④のことが言える。①資格要件が人材確保に影響を与えること。人材確保困難であるだけでなく、「専門知識を積んだ人しか障害者に関われない」というイメージを作り上げてしまうことを指す、②「一方的な配慮」がうまれがちであり、そこへの違和感があること。これは障害者を介助の対象者と見据えたままで、その関係を固定し、その人に良いとされることをしようとする「一方的な配慮」を問題視することである。③障害者達は現場の重視していること。これはOJTでないと個別性の高い介助技術は身につかないことを指す。④障害者達は関係性を重視していること。これには障害者が介助者に向けるエネルギーと、介助者が障害者に向けられるエネルギーの相互作用こそを検討しなければならない。以上4点を示した。 |