教員情報 |
ヤオイタ シュンペイ
YAOITA SHUNPEI 矢尾板 俊平 所属 淑徳大学 地域創生学部 地域創生学科 職種 教授 |
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発表年月日 | 2009/07 |
発表テーマ | 自治体の子育て支援政策に関する考察 |
発表学会名 | 公共選択学会第13回大会 |
学会区分 | 全国学会 |
単独共同区分 | 単独 |
開催地名 | 中央大学 |
概要 | (丸山真名美との共著) 本稿の分析の結果から、次の4点が明らかになった。(1)合計特殊出生率と児童手当などの子育て支援は、ほぼ無関係であること、(2)女性のフルタイム就業を容易にするためには、女性が就業中に子どもを預ける場、すなわち、保育園や学童保育などのサービスの拡充が重要であること、フルタイム就業群における出産動機や行動の中では,小学校に入学してからの子育て支援の充実が重要になることを示唆していこと、(3)「非就業群」では幼稚園普及率が高いこと、(4)一人当たり県民所得と出生率の関係では、「フルタイム就業群」では無関係であり、「非就業群」では、一人当たり県民所得が低いほど、出生率が高いという負の関係であることがわかった。 以上の分析結果から、出生率の向上のためには、経済的・財政的な側面での支援よりも、女性の正規就業率を高めるための支援を行うことが有効である、という政策的な含意が示唆された。 |