教員情報 |
タナカ ノリヒロ
TANAKA Norihiro 田中 則広 所属 淑徳大学 人文学部 表現学科 職種 教授 |
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発表年月日 | 2022/09/17 |
発表テーマ | NHKのラジオ国際放送が伝えた「拉致問題」 |
発表学会名 | 日本比較文化学会 第56回 関東支部例会 研究発表 |
主催者 | 日本比較文化学会関東支部 |
学会区分 | 地方学会 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 単独 |
開催地名 | 東京:東京未来大学(Zoom会議) |
概要 | 本研究では、北朝鮮=朝鮮民主主義人民共和国を聴取対象地域の一部とするNHKのラジオ国際放送「NHK WORLD-JAPAN」のコリアン・ニュースを分析対象として、北朝鮮による日本人拉致問題に関するニュースの扱いについて検証した。
期間は2021年7月から2022年6月までの1年間としたが、この間に報道されたニュース項目は3,202本に及んだ。 分析結果からは、拉致問題関連ニュースの本数は月ごとの差が大きく、一定量をコンスタントに報道するというよりも、関連するニュースが出た際に集中的に伝えるスタイルであることが推察された。また、弾道ミサイルを頻繁に発射するなど、世界的にも注目を集める北朝鮮の動向を伝えるニュースはトップ項目で扱われることが多い一方で、拉致問題関連ニュースのオーダーについては中盤から後半に集中する傾向がみられた。さらに、NHKの国内向けの主要ニュースとの比較においては、日本国内における拉致被害者の家族会の動向もさることながら、拉致問題に関連した首相や官房長官の発言を時間的に長めに伝えるといった特徴を読み取ることができた。 |