ナカノ マサアキ   
  中野 正昭
   所属   淑徳大学  人文学部 表現学科
   職種   教授
発表年月日 2016/10
発表テーマ 從表演方法切入「女優」的近代定位――以帝劇女演員森律子為研究對象――
発表学会名 国際シンポジウム「東亞大衆戲劇國際學術研討會2016」
単独共同区分 単独
開催地名 台湾国立台北芸術大学(台湾・台北市)
概要 国際シンポジウム
日本初の本格的な舞台女優とされる森律子に注目し、森が女形と異なる女優となる上でどのような演技術を体得し、舞台で表象したか、観客はそれをどのように受けとめたかを検証した。これにより、森は心理主義的な演技術の習得に力を注いだが、特にそれが発揮されたのは「狂女」役だった。森の狂女は、様式的な女形の型とは異なるリアルな演技では、観客を大いに驚かせた。しかし心理主義的な演技術が、実際には心理を失った人物で最も良く発揮されたことは皮肉だったことを指摘した。