教員情報 |
ササキ トモエ
佐佐木 智絵 所属 淑徳大学 看護栄養学部 看護学科 淑徳大学大学院 看護学研究科 看護学専攻 職種 教授 |
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発表年月日 | 2021/11/04 |
発表テーマ | 入退院を繰り返す心不全患者の日常生活における活動の調整の体験 |
発表学会名 | 第41回日本看護科学学会学術集会 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | ポスター |
単独共同区分 | 単独 |
開催地名 | 愛知(WEB開催) |
発表者・共同発表者 | 佐佐木智絵 |
概要 | 心不全の増悪を繰り返す慢性期の心不全患者2名を対象に行った解釈学的現象学による質的研究。入退院を繰り返す慢性心不全患者の日常生活における活動の調整の体験は、【心不全の身体と生活してきた身体の重なりを作らない】体験であった。増悪と入院を繰り返す中で、症状の増悪に伴うつらさや生活してきた身体での活動が行えない不自由さを感じつつ、症状が安定しているときには【生活してきた身体の活動でいつづける】ように活動していた。また、心不全の身体としての活動は意識化されず、症状が出現することで制限される活動は【心不全の身体によって活動に支障のある生活にふいに投げ込まれる】体験であった。このことから、医療従事者が、医療の一環として活動の調整が組み込まれるように治療方法を検討するなどの方法で活動の調整を引き受けたり、心不全の身体が再び患者の調整可能なものになるように、活動と様々な症状の変化などを意味づけなおしていくようにかかわったりすることが必要であると示唆された。 |