教員情報 |
タナカ ノリヒロ
TANAKA Norihiro 田中 則広 所属 淑徳大学 人文学部 表現学科 職種 教授 |
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発表年月日 | 2024/10/12 |
発表テーマ | 日米中メディアの視点から探る朝露首脳会談の報道 |
発表学会名 | 日本比較文化学会 第62回 関東支部例会 研究発表 |
主催者 | 日本比較文化学会関東支部 |
学会区分 | 地方学会 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 単独 |
開催地名 | 東京未来大学 |
概要 | ロシアはウクライナ侵攻後、北朝鮮=朝鮮民主主義人民共和国との「絆」を急速に深め、兵器不足を補うために北朝鮮から砲弾を調達するなど、軍事協力を強化している。北朝鮮もロシアからの軍事技術支援を求め、相互の利益に基づいて関係が深化している。
このような背景の中、2024年6月、北朝鮮の首都ピョンヤンでロシアのウラジーミル・プーチン大統領と北朝鮮のキム・ジョンウン(金正恩)総書記が首脳会談を行い、「包括的戦略パートナーシップ条約」に署名した。この条約では、武力侵攻があった場合に相互に軍事支援を行うことが規定されている。 本発表では、朝露の軍事協力の深まりを背景に、日米中のメディアがこの首脳会談と新たに締結された条約をどのように報じたかを、それぞれの国を代表する国際放送局が実施する朝鮮語放送を通じて検証した。その結果、特に米国の国際放送が朝露の軍事協力に焦点を当て、詳細かつ頻繁に報道している状況が明らかになった。 |