教員情報 |
サカシタ タカコ
坂下 貴子 所属 淑徳大学 看護栄養学部 看護学科 淑徳大学大学院 看護学研究科 看護学専攻 職種 教授 |
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発表年月日 | 2022/12/04 |
発表テーマ | 精神科慢性期病棟に勤務する熟練看護師の看護実践の特性とその卓越性 |
発表学会名 | 第42回日本看護科学学会学術集会 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 共同 |
発表者・共同発表者 | 髙屋公和 坂下貴子 |
概要 | 精神科慢性期病棟に長期入院中の患者に対しケアを行っている熟練看護師の看護実践の特性を明らかにし、その卓越性について考察することを研究目的とした。精神科慢性期病棟において5年以上の経験を有する看護師で、 看護管理者から熟練看護師として推薦された7名の研究参加者を対象に、日々の看護実践について半構造化面接を行った。精神科慢性期病棟に勤務する熟練看護師の 看護実践の特性として、【患者を理解す ることに努め尊厳を持って接する】、【患者の歩調に配慮し関係構築を優先にしながら支援する】、【執拗な訴えや妄想に対し説明し理解を得て支援する】、【患者と自分の安全を考慮し互いの距離感を保つ】、【過去の経験を内省し現在の看護実践につなげる】、【入院生活が快適に過ごせるように支援する】、【長期入院によって失われやすい社会性を維持しながら退院を目指し支援する】、【長期入院によって疎遠になりがちな患者と家族の関係をつなぐ】、【長期に渡り関わることで知り得た患者の特性を同僚へ伝えつつ情報を共有する】、【精神科慢性期病棟での看護実践そのものがモチベーションや職務継続につながる】の10の カテゴリーが抽出された。 |