![]() |
教員情報 |
タナカ ノリヒロ
TANAKA Norihiro 田中 則広 所属 淑徳大学 人文学部 表現学科 職種 教授 |
|
発表年月日 | 2024/12/21 |
発表テーマ | 拉致被害者に向けた日本政府の情報発信 ~北朝鮮向けラジオ放送「ふるさとの風」の内容分析~ |
発表学会名 | 日本比較文化学会 第63回 関東支部例会 研究発表 |
主催者 | 日本比較文化学会関東支部 |
学会区分 | 地方学会 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 単独 |
開催地名 | 東京未来大学 |
概要 | 本報告は、日本政府が北朝鮮に暮らすとされる日本人に向けて、日本語で実施している短波ラジオ放送「ふるさとの風」の現状と課題について、国会での議論や番組内容の分析を通じて考察したものである。
その結果、「ふるさとの風」は、拉致被害者やその家族に対する直接的なメッセージの「発信拠点」の役割を果たしていると同時に、北朝鮮向け民間放送「しおかぜ」との音楽イベントの共催など、政府が多面的な活動を展開していることも明らかになった。しかし、拉致問題関連のニュースが限られる中、ひとつのニュースを数回に分けて報じざるを得ないことなど、同じような内容のコンテンツが繰り返されている制作上の苦労がある。また、2002年の「5人帰国」以降、拉致された日本人のうち、日本に帰国できたのは5名にとどまるなど、解決に向けた進展が見られないといった課題も浮き彫りになった。 これらの点は、放送の目的や意義を問い直す必要性を示唆している。同時に、より効果的な情報発信の方法や新たなアプローチを検討することが求められよう。 |