タカハシ オサム   
  髙橋 修
   所属   淑徳大学  経営学部 経営学科
   職種   教授
発表年月日 2022/09/04
発表テーマ 外国籍学生を採用した経験のある企業の特徴-「外国籍学生の採用・定着に関する企業アンケート調査」の分析-
発表学会名 人材育成学会第45回研究会
学会区分 研究会・シンポジウム等
単独共同区分 単独
概要 本研究は、①外国籍学生を採用した経験のある企業の特徴を明らかにすること、②外国籍学生の採用に対する自己評価が高い企業の特徴を明らかにすること、の2点を目的として「外国籍学生の採用・定着に関する企業アンケート調査」の一部を分析した。その結果、過去に外国籍学生の採用経験がある企業は、製造業や卸売業・小売業、従業員100人以上、近畿地方、外資系企業、上場企業、海外への事業展開やインバウンド対応している企業が多かった。
また、採用目的の明確化が求められることが示唆された。さらに、多言語・異文化対応に取り組む企業、職務明確化と相談体制の整備に取り組む企業、早期育成・早期選抜を人事管理の基本方針とする企業、勤務地・時間柔軟化策およびキャリア形成支援策がよく利用されている企業は、外国籍学生採用の自己評価との間に有意な正の相関が認められた。このことは、入社時点のみに焦点を当てるのではなく、外国籍学生が入社した後の定着・活躍を視野に入れた人事管理方針や制度・施策を併せて検討することの必要性を示唆しているといえよう。