教員情報 |
クマキリ タク
熊切 拓 所属 淑徳大学 留学生別科 留学生別科 職種 講師 |
|
発表年月日 | 2023/06 |
発表テーマ | アラビア語チュニス方言の語りにおける等位接続詞の機能 |
発表学会名 | 第166回日本言語学会大会 |
主催者 | 日本言語学会 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 単独 |
開催地名 | (専修大学) |
概要 | アラビア語チュニス方言の等位接続詞 w- 《〜と、そして》の意味は、先行研究によればおおまかに「時間的な継起」と「追加」とまとめることができる。本発表では、この w- について ① w- と結合する動詞文の語順(とくに w-SV と w-V)と ② 出現環境という 2 つの観点から、語りにおいて持つ機能について検討を行った。まず、w- が複数の行為をひとまとまりの行為として述べる機能をもつと分析し、「時間的な継起」は本質的な機能ではないことを指摘した。また、w-SV には場面の区切りとなる機能、w-V には締めくくりの行為を述べる機能があり、w- が語りを分節するという点で語りの構造化にも関わる要素であることを示した。 |