教員情報 |
ナカノ マサアキ
中野 正昭 所属 淑徳大学 人文学部 表現学科 職種 教授 |
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発表年月日 | 2021/12 |
発表テーマ | 筑紫美主子劇団にみる商業俄のドラマ性 |
発表学会名 | 日本演劇学会・研究集会 |
単独共同区分 | 単独 |
開催地名 | 大阪大学・オンライン |
発表者・共同発表者 | 畑中小百合、佐藤恵里、中野正昭、松岡薫 |
概要 | パネルセッション「ドラマか非ドラマか?――地域市民劇としての俄を考える」
近年、民俗芸能である俄は、地縁的な地域社会やその担い手の変化により、従来の奉納・奉祝芸能から地域市民劇へと変化しつつあるとされている。俄は即興的に演じられる芸能だが、これが地域市民劇として上演される場合、当然そこには台本作成、舞台稽古という演劇上演の過程が不可欠となり、また作品を成立させるドラマ性が大きな問題となる。即興的なパフォーマンスである俄はコントのような小さな物語形式を持つが、果たしてそれを演劇的なドラマと呼べるのかどうかを検討するパネルセッションにおいて、商業俄の代表のひとつである佐賀俄の筑紫未主子劇団に注目し、佐賀俄が俄としての主要素を担保しながら商業俄としてのドラマ性を獲得した歴史的過程を検証した。 |