教員情報 |
ウジハラ マサナ
Masana Ujihara 氏原 将奈 所属 淑徳大学 看護栄養学部 看護学科 職種 准教授 |
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発表年月日 | 2023/09 |
発表テーマ | 自殺予防支援者のモラルを護る心理的支援プログラムの開発と検証 |
発表学会名 | 第47回日本自殺予防学会 |
主催者 | 日本自殺予防学会 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | ポスター |
単独共同区分 | 共同 |
開催地名 | 大分県 |
発表者・共同発表者 | 氏原将奈、川島 義高、笹原 信一朗、綿谷 恵子、松浦麻子、高橋 晶、太刀川弘和 |
概要 | 自殺予防支援者がモラル傷害を予防するため、その葛藤が生じる支援場面での心理的態度と対処行動を学習することができるプログラムを開発し、その効果を検証することを目的とした。
対象は精神科病院の医療職、地域の保健福祉専門職、自殺予防電話相談員などを対象とし、乱数表による無作為割付を行った。Waiting list control designによるランダム化比較試験を採用した。介入群には2023年3月から4月にかけてe-ラーニング動画の視聴及びオンライン(Zoom)でのロールプレイ研修を実施し、統制群は4月~5月にかけて同様の介入を行うことでレプリケーションを検討した。両群には同時期に計3回の質問紙調査を実施した。調査内容は性別、年代や所属、RMRS、K6、MBI、J-MES、RS14、SOC-13、・モラルジレンマやモラル傷害の理解度や対処の自信を確認する9項目のVAS尺度である。調査回答の時点と群の二要因分散分析およびBonferroniの多重比較検定を行ったところ、統制群における介入前後のJ-MESに有意な得点の向上が見られた(p=.001)。また、VAS尺度においては9項目全てにおいて介入群、統制群ともに介入前後で有意な得点の上昇がみられた(p<.001)。 |