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教員情報 |
ミヤケ トシヒコ
MIYAKE TOSHIHIKO 三宅 俊彦 所属 淑徳大学 人文学部 歴史学科 職種 教授 |
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発表年月日 | 2015/03 |
発表テーマ | 北海道留萌市のコタン浜古銭をめぐる諸問題 |
発表学会名 | 「中近世アイヌ文化の再構築をめざした学融合的研究」平成26年度研究会議 |
主催者 | 函館工業高等専門学校 |
学会区分 | 研究会・シンポジウム等 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 単独 |
概要 | 函館工業高等専門学校の中村和之教授が研究代表を務める科研費基盤研究(B)の平成26年度研究会議で発表した。筆者は当該科研において研究分担者を勤めており、中近世の貨幣を出土銭から検討することが研究課題となる。コタン浜発見の銭貨は、明治43年に留萌港築港の際に発見されたもので、アイヌのコタン「ルルモッペ」の跡と考えられている場所から出土している。中国の銭貨は433枚で、唐、北宋、南宋、金、元、明、清の銭貨があった。日本の銭貨は寛永通寳の一文銭22枚、四文銭177枚の他、九州の加治木で鋳造された洪武通寳1枚、長崎で鋳造された長崎貿易銭の元豊通寳1枚も発見されている。これらの銭貨は本州から持ち込まれたものと考えられ、特に日本海の交易ルートによって運ばれた可能性を指摘した。また寛永通寳四文銭が177枚と大量に発見されたことは全国的にも珍しい。その使用方法は、アイヌのコタンから出土しているということも勘案すると、貨幣としてだけでなく首飾りなど装飾品としての利用も視野に入れる必要性を指摘した。 |