教員情報 |
スズキ アカネ
鈴木 茜 所属 淑徳大学 看護栄養学部 看護学科 職種 助教 |
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発表年月日 | 2022/10/07 |
発表テーマ | 関東近郊に住む在日外国人の妊娠期の体験 |
発表学会名 | 第81回日本公衆衛生学会総会 |
主催者 | 日本公衆衛生学会 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | ポスター |
単独共同区分 | 共同 |
発表者・共同発表者 | 吉田美和, 鈴木茜, 野尻由香, 嶋津多恵子 |
概要 | 本研究では、日本で妊娠期を体験した産後3年未満の在日外国人の女性で、日本語による会話が可能である者5名に対面またはオンラインで半構造化面接を実施し、得られたデータを質的記述的に分析した。分析の結果、在日外国人の母親は妊娠期に様々な困難を体験し、自分なりの対処と周囲の支えによって困難を乗り越えていたことが明らかとなった。地域では、対象の文化を理解する姿勢を持つことや妊娠期より切れ目のない支援を行うこと、病院や保育園、児童相談所等の関係機関や、外国人支援を行う部署や機関との連携と協働の必要性が示唆された。本研究の限界の1つは、COVID-19の水際対策により外国人の入国が困難となり、研究対象者となり得る方と出会える機会が制限されたことであった。今後は、COVID-19の水際対策が緩和され、感染症の流行が落ち着いている際に、他の国籍の在日外国人や関東圏外に在住する在日外国人から妊娠期の体験を明らかにし、対象の生活に合わせた保健師活動について研究を積み重ねることが課題である。 |