教員情報 |
ササベ サエ
雀部 沙絵 所属 淑徳大学 看護栄養学部 栄養学科 職種 准教授 |
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発表年月日 | 2007/12 |
発表テーマ | プロスタグランジンE2特異モノクローナル抗体の結晶構造解析 |
発表学会名 | 第80回日本生化学会大会及び第30回日本分子生物学会合同大会 |
学会区分 | 全国学会 |
単独共同区分 | 共同 |
開催地名 | 神奈川県横浜市 |
概要 | プロスタグランジンE2(PGE2)は種々の生理活性や炎症に関わり、濃度測定には高感度で選択性の高いモノクローナル抗体を用いた免疫測定法が広く利用されている。そのPGE2と抗PGE2モノクローナル抗体の結合様式とリガンド選択性を立体構造に基づいて原子レベルで理解するため、抗体のFabフラグメントを作成してX線結晶構造解析および熱測定により詳細に検討した。その結果、FabフラグメントとPGE2の複合体の結合PGE2分子は、α鎖末端部を除き抗体のCDRのL鎖とH鎖の間の深いクレフトにすっぽり埋まり、PGE2分子に特徴的な各部位と結晶水3分子を含む多くの水素結合により強固に相互作用していて立体化学的に安定なコンフォーメーションをとっていた。熱測定の結果から、FabフラグメントとPGE2の結合は高い親和性があり、多くの極性相互作用が見られた結晶構造を支持し、複合体形成で大きく熱安定化した。 |