教員情報 |
イワサキ キクコ
IWASAKI KIKUKO 岩崎 紀久子 所属 淑徳大学 看護栄養学部 看護学科 淑徳大学大学院 看護学研究科 看護学専攻 職種 教授 |
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発表年月日 | 2009/02 |
発表テーマ | 家族の意思決定が悲嘆プロセスに及ぼす影響-遺族への面接調査から- |
発表学会名 | 第23回日本がん看護学会学術集会講演集 p165 |
単独共同区分 | 共同 |
発表者・共同発表者 | (山本美和,近藤百合子,岩崎紀久子) |
概要 | 家族の意思決定が悲嘆プロセスに及ぼす影響を明らかにし,家族ケアのあり方を検討することを目的に行った研究である。死別後の悲嘆プロセスに影響していると思われる2名の遺族に対して半構成的な面接調査を行った。対象者の2名はいずれも夫を亡くした妻であった。面接調査の結果,どちらの対象者とも療養中の様々な意思決定場面において自身の意思が反映されなかったことについては納得していたため,このことが悲嘆プロセスに強く影響する因子ではないことがわかった。悲嘆プロセスに及ぼす要因として,ホスピス入院前の患者の症状緩和が図れていなかったことの苦痛が強く,早くホスピスを選択するべきだったという後悔の気持ちが影響していた。このことから,ホスピス入院前までの経過にも留意し,家族支援することの必要性が示唆された。 |