教員情報 |
ササベ サエ
雀部 沙絵 所属 淑徳大学 看護栄養学部 栄養学科 職種 准教授 |
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発表年月日 | 2019/09/07 |
発表テーマ | 高強度運動実施後の食事摂取量と味覚嗜好の変化 |
発表学会名 | 第66回日本栄養改善学会学術総会 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | ポスター |
単独共同区分 | 共同 |
発表者・共同発表者 | 雀部沙絵、大鐘香苗、陣内南美、他 |
概要 | 高強度運動後には食欲低下や味覚閾値の変化が起こるとされ、栄養補給を考える上で重要だが、運動後の味覚嗜好の変化に関する知見は少ない。そこで、高強度運動後の食事摂取量、食欲、味覚嗜好の時系列的変化を、低強度運動実施後と比較し検討した。ラクロス部に所属する健康な女子大学生18名を対象とし、低強度運動(LIE)群および高強度運動(HIE)群に無作為に分け、クロスオーバー試験を実施した。運動直後・昼食前・夕食前に視覚的アナログスケール(VAS)を用いて空腹感と味覚嗜好(甘い・しょっぱい・辛い・油っこい・すっぱい)を評価した。運動当日の昼食・夕食の食事内容を調査した。その結果、HIE群はLIE群よりも昼食エネルギー摂取量が低く、HIE群の一日のエネルギー摂取量は1,705 kcalで、身体活動レベルが高い女性の推定エネルギー必要量2,200 kcalを下回っていた。LIE群では甘いものへの欲求が夕食前に抑制されるのに対し、HIE群では夕食前に甘いものへの欲求が高まった。高強度運動実施日には、エネルギー摂取量の不足や、活動期終盤の食品選択の偏りに注意すべきであると考えられた。 |