教員情報 |
イワサキ キクコ
IWASAKI KIKUKO 岩崎 紀久子 所属 淑徳大学 看護栄養学部 看護学科 淑徳大学大学院 看護学研究科 看護学専攻 職種 教授 |
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発表年月日 | 2021/10/30 |
発表テーマ | 重粒子線治療を受けたがん患者の闘病体験の中にあるレジリエンスに関する研究 |
発表学会名 | 日本ストレス学会学術総会 |
主催者 | 日本ストレス学会 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 共同 |
開催地名 | オンライン開催 |
発表者・共同発表者 | 久保田新 岩崎紀久子 |
概要 | 重粒子線治療を受けたがん患者の闘病体験の中からレジリエンスを明らかにするために、重粒子線治療後の患者4名に半構成的面接を行い、質的記述的に分析した。対象者は60歳代女性2名、男性2名の計4名であった。闘病体験の中にあるレジリエンスに関連する語りから122コードを抽出し13サブカテゴリ―から4カテゴリーに系統立てた。また治療前、治療中、治療後の3期間に分けて分析した。対象者のレジリエンスは、【自分には重粒子線治療しかないと考え闘病に向かい】【心許なさを感じつつ環境や周囲との相互作用により治療環境に適応】し、【重粒子線治療後の状態を受け入れ今の生活に適応する】個人の力とプロセスに表れていた。本研究結果より、レジリエンスを支える看護ケアとして、重粒子線治療を選択するまでの過程をふまえた支援を行う、看護師が提供すべき情報を取捨選択し適切に提供する、重粒子線治療後の生活を支える体制を整えることなどが示唆された。 |