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        教員情報 | 
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            マツモト ヨシエ
             松本 良恵 所属 淑徳大学 人文学部 人間科学科 職種 助教  | 
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| 発表年月日 | 2020/11 | 
| 発表テーマ | 社会的価値志向性が繰り返しのある状況下で他者評価に及ぼす影響 | 
| 発表学会名 | 日本社会心理学会第61回大会 | 
| 学会区分 | 全国学会 | 
| 発表形式 | 口頭(一般) | 
| 単独共同区分 | 共同 | 
| 開催地名 | 学習院大学 | 
| 発表者・共同発表者 | Zhai Xiuyi ・長谷川拓実・井上裕香子・松本良恵・清成透子 | 
| 概要 | 人々の協力行動を最もよく説明する心理変数に、社会的価値志向性(Social Value Orientation; SVO)がある。SVOとは、自己と他者との間の資源分配に関する選好であり、相互利益の最大化を好むProsocial(SOC)と自己利益の最大化を好むProself(SELF)に大きく分類できる。利己的な選好を持つSELF でも悪い評判が立つと不利益を被る状況では、協力することが知られている(Feinberg ら, 2012)ことから、評判は協力行動を生み出
 す重要な鍵だと言える。ただし、先行研究では一方的に評価をつけられる状況であり、互いに評価をつけ合う繰り返し相互作用状況におけるSVO の影響は明らかになっていない。本研究ではこの点を検討するため、別の目的で行われた実験(長谷川, 未公刊)の二次データ分析を行った。その結果、SOCの方が他者に対して高い評価を付ける傾向がみられたものの、行動に対しては効果を持たなかった。 本人担当部分:実験実施・データ分析  |