ササキ トモエ   
  佐佐木 智絵
   所属   淑徳大学  看護栄養学部 看護学科
    淑徳大学大学院  看護学研究科 看護学専攻
   職種   教授
発表年月日 2009/11
発表テーマ 心不全患者のセルフマネージメントの特徴
発表学会名 第6回日本循環器看護学会学術集会
学会区分 全国学会
発表形式 ポスター
単独共同区分 単独
開催地名 福岡
概要 外来通院中の慢性心不全患者10名にインタビューを行い、クリッペンドルフの内容分析の手法を参考に内容分析を行った。
その結果、【体調の変化を感じる】、【これまで行ってきた療養法が継続できない状況を感じる】、【行っている療養法の効果を感じる】ことがきっかけとなり、リスクを回避するためのセルフマネジメントを行っていたことが明らかになった。心不全患者のセルフマネージメントは、自分の療養生活の揺らぎを捉え、対処する行動であり、患者自身の判断が伴うものであった。その行動は、必ずしも揺らぐ体調を安定させるためのものではなく、心不全を持つ自分自身や療養法を、自分の生活になじませていくための対処であった。退院後の心不全患者がセルフマネージメントを行っていく上で、家族などのサポート体制や医療従事者との関わりが大きく影響しており、退院後の継続的な関わりとサポートシステムの構築の重要性が示唆された。